そろそろ2時になろうとする店内には、先客3組。



モダンな外観だが、中は街の蕎麦屋の気さくな空気。
空いていた2人掛けのテーブルに腰を下ろすと、
「こちらに、どうぞ」とにっこり、広めの4人がけのテーブルを薦めて下さる。

すぐに出されたお茶に、置かれた品書きを眺めると、
老舗の街の蕎麦屋らしい、種物にセットもの、天麩羅定食などずらり。

「もり」に「かけ」が730円ならば、表の「ランチメニュー」はお得だなあ、
と、早速お姉さんに、「ランチセット」を「かけ」でお願いする事に。



程なく出された、「ランチセット」は、
小さな「かけ」に「玉子丼」、それにサラダに冷奴に漬け物付き。



まずは、早速「かけそば」をと汁を口に含むと、これはなかなか
醤油の味の濃いめの汁を想像していたが、すっきりとした優しい口当たり。
ふわっと、鰹や昆布の出汁も香り、これはいいなあ。



と、蕎麦を手繰り上げると、機械切りらしい切り揃った細切りの蕎麦。
温蕎麦らしく、ほろりと解ける優しい腰で、どこか懐かしい、
ほっとするような、心地になりながら、空腹の体にすっと収まり…



小さめの奴に、サラダが付いているのは、健康的



さらに「玉子丼」は、蒲鉾に玉ねぎなどを綴じた丼で、
ふわっと綴じられた玉子に、丼汁の味わいも蕎麦屋の王道の丼の味。

と、やや蕎麦度的には、まだ満たされないものがあったにせよ、
お腹はいっぱいで、ほおっと…。



新たに入れてくれたお茶を頂きながら、ふと窓の外へ目をやると、
出前用のバイクが停められている様子が、昨今少なくなった景色に、
「そばもん」の一節が頭に浮かびつつ…

ご馳走様でした～

たまには、こういう昔ながらの街の蕎麦屋の、、
機械切りの懐かしい蕎麦っていうのも、いいかもしれないなあ…。

それはそうと、「ながら」さんには近々又リベンジせにゃっ。

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