靴を脱いで、店に入るとこれまた･･･。
もう～、この空間にいるだけで、憩ってしまいそうな、現実からタイムトリップしたかの様な感覚を覚える。


高い天井には、プロペラのような空調機が、ゆったりと回り、白い壁に黒い家具で統一してる。実に不思議な空間････。
全く、蕎麦屋とは異なるようでいて、なぜかしっくりとなじんでしまうような。

大テーブルがひとつあり、4人がけのテーブルがふたつ並ぶ。

他に、お座敷がひとつと、
このほかに、古い金庫の鎮座した個室がひとつ。

どこも、もぉ～いい雰囲気
ほぉ～と、既に憩いムードに入りつつ・・・
頼んだのはこんなもの。

「山葵の醤油漬け」（300円）
これが、すごく美味。。
出汁の聞いた醤油の味付けもさることながら、山葵の質の良さを感じさせる。
ぴりりっとくる感じが、たまらない～。
これは、もう、お酒が･･･


そして、やっぱり
「出汁巻き玉子」（650円）
ほんのり甘さを含んだ、甘辛の味付け。
出汁の感じがいいな～。
でもって、すごくジューシーで、玉子好きの私としては、毎日でも食べたいくらいおいしいもの･･


お酒を頼むと、付いてくる
蕎麦味噌。
これが、又いいお味で。。

「水芭蕉」（群馬）
「日高見」（宮城）
しっくりと。。

そして、お蕎麦を。。「もり」（750円）


丸い笊に盛られた薄めのグレーの細打ちの蕎麦。「翁」系の端正な面持ち。

コシ、香りは穏やかだけど、喉越しがいいもの。
そして、何よりもここの汁がすばらしくおいしい。
いい鰹の風味がふわりと香り、甘さを多少含んだ辛口のもの。
蕎麦をさらに引き立たせているもので、これはなかなか･･･。


頃合を見て出される蕎麦湯も、白濁したナチュラルに近いものだが、とかくこのつゆがおいしいので、たっぷりと･･･。
いやはや、堪能したなぁ。すっかり女二人で憩いのひとときを･･･

帰り際、トイレを借りた際、これまた、この建物のよさをしみじみ。


この建物を見ただけでも、価値があったというもの。。

でもって、美形のお兄さんの接客も、とても丁寧でよかった･･。
今日は、本とにご馳走さまでした～

N様のお名前出すの忘れちゃったっ。

*お品書き
もり 750円、辛味おろし 950円、つけとろ950円、鴨汁笊 1,550円、穴子天ぷら笊1,600円、
卵とじ 950円、山かけ 1,000円、花巻 1,150円、鴨南 1,600円、天ぷらそば 1,650円

蕎麦味噌 300円、板わさ 500円、穴子天ぷら 950円、鴨ぬき 950円、天ぬき 1,000円

日高見、水芭蕉、山法師、大信州など。

手打蕎麦　しのはら
大田区大森北4-13-19 03-3764-3851
11:30-15:00 17:30-20:30 木曜、第三水曜休

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