一時、暖かかったのだが、やっぱり冬に逆戻り。
せっかく寒いこの季節。是非食べたい、「かき玉そば」。
毎年、「むら季」さんの「かき玉」を食べよう、と思いつつまだ食べた事がなく、
彼も出かけてしまった、週末の今日は、限定の「粗挽きそば」のある日 。
これは行かねば!と、近くのお友達を誘って早速、大泉学園へ 。
駅南口の税務署へ続く、ところどころのお店が点在する商店街。
その中を、のんびりと歩いていくと、程なく見えてくる小さなお店。
さりげなく佇みながらも、すっかり地に根を下ろし、しっとりとした風情漂う。
大泉学園 「手打そば むら季」
お店の前には、相変わらずほれぼれする、ご主人の手書きで書かれた、
「あらびきそば」の文字をしっかりと確認し、扉へと…。
週末の昼下がりの店内は、程良く人が集う、ほのぼのとした心地よさ。
先に到着して待っていてくれた友人と、まずは「大信州」で盃を合わす。
と、口に含み、添えて出されたお通しを見ると…
これは、うれしい 、「出汁巻き玉子の酒盗添え」。
ふわっふわの出汁が十分沁みた、甘さ控えめの出汁巻きに、酒盗が実によく合う。
チーズや豆腐はあったけど、思いつかなかったような、この組み合わせ。
これは、すごい!と、お品書きにも載せて欲しい程。
と、感動しながらほっとしたところで、開くお品書き。
ずらりと書かれてある、季節のお料理の品々は、どれも美味しそう~。
と、以前頂いた「とり味噌」が又食べたくて選んだ一つが…
「とりみそきゅうりともろきゅう」
鶏肉を混ぜ込んだ、この「とり味噌」は甘辛で味わい濃く、やはり美味しい~
これを盛りながら頂く瑞々しい胡瓜が、お酒にぴったり。
そして程なく出されたのは、冬にはかかせない、「ふろふき大根」。
透けるように炊かれた大根は、高さ7~8㎝はありそうな見事な大根。
添えられたスプーンで割り入れると、すぅ~っと入る柔らかさ。
そのまま口に含むと、上品な出汁がじっくりと染み、甘みがじわ~り。
さらにたっぷりと盛られた「とりみそ」と共に口に含むと、
この相性の良さにうれしくなる程、途端にほっこりとした心地になってしまう 。
このお料理に、又お酒を追加したら、出して下さった「寄せ二種盛り」
こってりとしてまったりとした「チーズ寄せ」に、
ほのかに甘みがふわりと広がる優しい味わいの「百合根寄せ」。
どちらも驚くほどの美味しさに、ご主人の料理の腕前をしかと実感 。
これらのお料理にお酒で、すっかり満喫し…
そろそろお蕎麦を、と、お目当ての「かき玉」を「あらびき」で注文~♪
と、程なくして目の前に置かれた「かき玉蕎麦」。
丼をたっぷりと覆うとろりとした汁に、美しく織りなす溶き玉子。
まずは、この熱々汁を口に含むと、これが美味しい…
その出汁の塩梅に濃さ、とろみの加減が実に絶妙で、しばし飲みふけってしまう。
そして、中の蕎麦を手繰り上げると…
蕎麦の欠片の盛り込まれた、やや太めに切られた蕎麦は、もっちもち。
餡にからまり、しっかりと蕎麦の風味を感じさせ、
歯ごたえに風味が、じわ~っと染みていくよう。
うーん、美味しーい
「私はシンプルに」と友人の頼んだ「あらびきそば」の姿の良さ。
ぴしっと角が立ち、その中にぷつぷつと盛り込まれた蕎麦の欠片。
毅然としたその蕎麦の姿は、凛々しく男気溢れた躍動感を感じるよう。
と、ちょっと交換して食べる、「もり」の粗挽きの力強い腰に、
噛み締めると、じわると広がる香ばしさに旨さを実感 。
友人も、このかき玉餡が気に入ったようで、二人はふはふと食べていると…
暖かい蕎麦にも出して下さった、蕎麦猪口に蕎麦湯。
注ぎ入れると、しっかりと白濁した滑らかな熱々蕎麦湯で、
かき玉の汁に注ぎ入れると、まろやかな風味が加わりたまらない。
すっかり飲みほしてしまったら、汗がじんわりと体がほかほか。
美味しかった…、とほっとしていたら、
「アド街出演記念、と言う事で…」
と出して下さった、柚子の果肉で作られたという甘味まで。
これが、又美味しい~
お聞きすると、とても手間暇かかって作られたもので(とても作れそうにない…)
「これが最後なんです…」でなかったら、お持ち帰りしたかった程。
すっかり幸せな心地で、念願の「かき玉」も食べられ満足な午後のひと時に。
ご馳走様でした~
今年の「桜切り」も是非食べに来ようっと
*お品書き
せいろ 650円、おかわり 550円、ぶっかけ小海老 950円、野菜天せいろ 1,050円、天せいろ 1,400円、かけ 650円、たぬき 750円、玉子とじ 800円、かきあげ 1,300円、鴨せいろ 1,300円、鴨カレー南蛮 1,400円、きのこカレー南蛮 1,200円、ゆばそば 1,400円など
おまかせ 1.000円、湯葉あんかけ 800円、ししゃものから揚げ 600円、いかおくら 400円、揚げなす 450円、板わさ 550円、だし巻き 600円、そばがき 800円、かきあげ 900円の定番メニュー他、日替わりの品々あり
黒帯、大信州、宝寿、加賀鳶ほか 600円~
「手打そば むら季」
練馬区東大泉7-37-11
03-3923-4722
11:30~15:00 / 17:00~21:30
(土日祝)11:30~20:30(中休みなし)
木曜定休 店内禁煙
P2台
2009年 7月18日 「湯葉あんかけ」に「揚げなす蕎麦」
2009年 3月24日 「竹の子の天ぷら」、絶品「桜切りそば」
2008年 6月15日 「粗挽き蕎麦」、「せいろ」、「太打ち蕎麦」
2007年11月 6日 「天せいろ」
2006年 1月19日 お料理をいろいろ…、「せいろそば」に「ごまだれ」
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ここの「お任せ盛り合わせ」、すごくうれしい一皿なんですよね。
あの空間で、まったりと楽しんだご様子が目に映るようです。
男気溢れた、しっかりとした腰も、心地よく、奥様の応対も心地いい。
それはそうと、ほんっとに暑いですよね…(@_@)
しかし せっかく中休みなしをねらったのに
昼間は猛暑で家ごもり。
(yukaさんが行かれた 鷺宮も頭にあったのですが・・・)
大泉学園にたどり着いたのは もう夕方6時前
何とか空き席に滑り込みセーフ
一品メニューで悩んでいたら
向こうのお客さんが「おまかせ盛合せ」を注文。
ならば私もと頼んでみれば 嬉しいことに
悩んだ一品が皿に並んでいるではないですか!
「しめ鯖」の良いつかり具合、「チーズ寄」の
こってりとした味わい。
ついつい酒がすすみ 加賀鳶、黒帯で計2合。
気がつけば他の席も蕎麦前楽しむお客さんばかり。
甘いとうもろこしの粒の天ぷらも美味。
あー満足な夕飯でした。
是非、夜にしっぽりも、訪れてみて下さい(^^)
「凛」さん、ゆっくりできなかったのは残念でしたが、女将さんの心遣いは本当に気持ちがいいですね~。しみじみ。
夜にゆっくりと行ってみたいです。
玉子が好きだから、その写真を見せられると冬は堪らないです。
↑よし房もしばらく行ってない。
あそこは女将さんが気配りがあっていいな。
ほおお…
少女漫画も♪
それはそうと、私はこのアド街を見て、「Bar レモンハート」を読んでみたくなっちゃいました。
地球へ・・・は実は
昔、従姉妹の姉ちゃんに連れられて
映画を見に行きました
最近のアニメ版も見たけど
少女漫画は実はけっこー読んでる方かもです
私も好きで、結構読んだ口。
初めて、私も拝見してちょっとドキドキしちゃいました(^^)。
ついつい、あの番組って見ちゃうんですよね♪
大泉学園なんて行くこと無いだろうから
録画はしなくていいかー
とか思ったらなんと
竹宮恵子先生が生きて動いて
喋ってるじゃありませんか
録画しておけばよかった・・・
関係無いコメですんません
やはり、寒い時に、はふはふ言って食べくなります。
ぜひぜひ(^^)。
(きのこカレーもいいですよ♪)
土日は中休みナシなので、ぜひぜひ、昼下がりにでも…(^^)。
ぜひぜひ。とろみ加減、とじ加減がさすが!絶妙です。
アド街、これも残念~~
ご主人、素敵に写っていました(^^)。
そうそう、鳥みそは、是非食べてみて欲しいです♪
平日だったら、大丈夫かも、です♪
ここは蕎麦ももちろん、お料理もいいですね。しみじみ、つくづく…、実感し、堪能しました(^^)
寒いうちにおじゃましてみたいと思います。
いやあ、美味そうな蕎麦ですねえ。行きたい!! よお~(^^)
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