中は、テーブル席が４つほどのこじんまりとした空間。ＧＷの半ばだというのに、ここでの山形を味わいににぎわってる･･･
なるほど･･･平日だとなかな入れないっていうのも分かるような。。

山形出身のおかみさんが、次々に山菜を小鉢に出して並べてくれる。
すごいっ。こんなたくさんの山菜って今まで見たことないかも！

潤井　　　うるい
紅葉傘　　しどけ
草蘇鉄　　こごみ
山浅葱　　やまあさつき
愛子　　　　あいこ･･･

すてきな名前の山菜がずらり。。

どれもこれも、春の香りいっぱいですごくおいしい。思わず、お酒が進んでしまう。。で、さらにふたつ、追加を。。

甘野老　　あまどころ
山独活　　山うど　

こんなつまみで飲むなんてこと、そうそうできないだろうなぁ。


ひとつひとつ、女将さんが山形の雰囲気そのままで説明してくれるのも、なんだかあったかい。

お酒も壁にずらりと貼られて珍しいものばかり。
今回は主人のオススメ、貴重なお酒。ラベルもなく新聞紙でくるまれた蔵から仕入れたという限定のお酒。「蔵囲い」。芳醇な味わいが山菜とよくあう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これは壁に貼られた山菜メニュー。ずらり。
ではでは･･･と、お蕎麦を･･･。

びっくり。
山形･･というから、板蕎麦のような、
黒めで太いしっかりした蕎麦を想像していたら、純白の更科。

きらきらとして、コシもしっかり。
おもむろにつゆに浸してすする。
お酒のあとにすっきりとのどを通りこれもいい。

椀に少し残っていたお酒を飲み干そうとしていたら、女将さんが、
「おおっと、これをひたして食べてみてよ」。
言われるままに、蕎麦をひとすくい、酒に浸して口に含むと･･･
すごいっ。蕎麦の甘みがすごくしっかりと味わえる。
こ、こんな食べ方もあるんだ。。。

最後に出された、別製の蕎麦湯はポタージュ系の熱々でとても美味。
おかわりして、３人で飲み干してしまう。。

ほぅ。。
山形もすごい。。東京で山形を味わうにはここかも。。
ちゃきちゃきっぽいお女将さんも、おだやかそうな主人もなんだか、いいな。。

おばさん、今夜はごちそう様でした。
ちょっと、騒いじゃって、ごめんなさいっ

＊もりそば　800円、ざるそば900円、とろろ950円
　蔵囲い　１合800円････などなど。

山形のそば　美良
港区新橋5-16-8 （℡）03-3431-0718
11:30-13:00 / 17:30-20:30 .. 土・日・祝休

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