時間はたっぷりある。となったら♪、一路「名古屋」へ向かおう
・・・と、日暮里から京成線に乗り換え、高砂で下車。
ふるふるさんのブログを見て以来、ずっと興味を持っていたお店へと。
北口を出て向かったお店は、雑然とした線路沿いに紛れ込み、ほこっと佇んでいる。
年季の入ったような看板が掛けられ、雨の中、この緋色の暖簾がひときわ目を引く。
京成高砂 「そば処 名古屋」
午後1時も過ぎた昼下がり。
が、扉を開いてびっくり 。テーブル席3卓に、小上がりの席3卓すべて埋まった満席状態。
それでも運よく、帰る間際だったおば様方達の席が空き、程なく席に着くことが・・・
と、すぐににこにことした笑顔の女将さんがお茶と品書きを出して下さり、暖かく
「お待たせしてしまってごめんなさいねぇ」
とおっしゃって下さるのがうれしい。
開く品書きは、町のお蕎麦屋さんならではの、冷たい蕎麦に温かい蕎麦がそれぞれいくつか並び、丼ものも書かれてる。それでいながら、厨房裏には電動の石臼が置かれているのは、自家製粉している様子。
と、すべて目を通しながらも、頼むものはもう、決まってる♪
・・・でも、その前に~
とりあえず、一仕事も終えた事だし、お疲れ様の一杯を頂こうと、生ビールをお願いすることに。
にっこりと微笑んで受けてくれ、出された生ビールにはちょんっと冷奴のお通しも添えられて。
これで、ふは~っと喉を潤しほっとしながら、卓上に立てかけられたお料理の品書きを吟味。
「茄子のみぞれ煮」、「おろしなめこ」・・・、などと迷ったが、(焼肉カルトってなんだろう??)、お隣の人の天ぷらがなんだか美味しそう。
と、決めていた「田舎そば」を天付で、お蕎麦は後にしてお願いすることに。
頼むと、
「はい、じゃあ、お蕎麦、お声かけて下さいね」
と、これもにっこり。
こちらのお店は、若い花番さん(娘さんかな?)も、女将さんもにこやかでとっても気持ちがいいな~
そして、テンポよく、天つゆを添えて天ぷらが出される。
形よく盛られた海老、茄子、かぼちゃにシシトウの天ぷらは、衣薄めにからっと揚げられた美味しい天ぷら。
とろりとした茄子に、ほっこりした南瓜、噛み締めると海老の旨味がじわりと味わえる天ぷらに満足、満足 。
ビールも美味しく頂きほっとしたところで、お声をかけてお蕎麦をも。
程なくして、お盆に陶器の器に盛られた蕎麦に、かわいらしくグラスのデザートが付いて出される。
溝の付いた陶器も珍しく、それに盛られた蕎麦は一目で恋に落ちてしまう、挽きぐるみの粗挽き蕎麦。
荒々しさのある黒い破片が豪華に散りながらも、丹精に切り揃った細切りの蕎麦は見ただけでうれしく、手繰り寄せると蕎麦の香りがしっかりと感じられる。
口に含むと、見た目ほどごつごつした感じはなく、たおやかさのある蕎麦。
心地のいい腰を噛み締めると、これもじわ~っと穀物の風味が漂う。
うれしく夢中で食べ進めるに従い、それは濃い甘みにつながる。
こ、これは、美味しい ~
鰹の香り高い、まろやかな汁も蕎麦とのバランスよく、薬味の山葵も丁寧に摺られた美味しい山葵。
これはもう、大満足、と夢中で手繰ってしまう。
もっと食べたい・・・、などと思いながら、頃合見て出された蕎麦を注ぎいれると、これもびっくり。
とろ~っとした濃く白濁したクリーミィな蕎麦湯。
もり汁に注ぎいれ頂くと、汁の美味しさを再び感じさせられる。
あんまり美味しくて、すっかり飲み干してしまったら、もう大満足~
と、これもうれしい、最後のデザート。
スプーンで掬い口にしたデザートはとろんっとした柔らか~い口当たり。口に含んだ途端、溶けてしまうミルクの優しい甘み。
これもとっても美味しくて、思わず花番さんにお聞きすると、「ブラマンジェ」とのこと。
このサービスはうれしいな~
すっかり最後の最後まで大満足 。
花番さんや女将さんの始終気持ちのいい応対もうれしく、入れ替わりにお客さんが立ち寄ってくるのも納得してしまう。
肩肘張らずにゆっくりとしたお店も居心地よく、この粗挽きの蕎麦は何ともうれしい。
ああ、このお店も近所にあったらな~・・・などとも。
雨の日に、思わず訪れ出会えた美味しいお蕎麦。
ご馳走さまでした~
又、訪れようっ。
今度は、日本酒もちょっと頂いて・・、ゆっくりさせて頂きながら。。
*お品書き
せいろ 500円、おろし 800円、とろろ、納豆、肉せいろ 900円、鴨せいろ 1,000円、天せいろ 1,100円、大名そば 1,200円、田舎 850円、天つき田舎 1,350円、卵とじ、カレー南蛮、なめこ、鳥南 850円、三段重 850円、(プラス200円で、ライス、サラダ付にも)
ハンバーグ重、焼肉重 850円、カツ重、親子重 1,200円
玉子焼き、大根サラダ、わかめサラダ 500円、カルパッチョ、茄子みぞれ浸し 600円、板わさ 350円、おろしなめこ 450円、鴨焼き 700円、焼肉カルト 800円、天カルト 1,300円など
ビール 500円、グラスビール 350円、日本酒 550円~
「そば処 名古屋」
葛飾区高砂5丁目43-8
03-3607-1540
11:30~15:00 / 17:00~ 21:00
木曜定休
ふるふるさ~ん、行ってきました~
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そうなんです、もっともっと行きたいのですが、なかなか場所的な事が…。
本当に近くにあってほしいお店です。
田舎食べました?
ブラマンジェ食べました?
ああ、私も又行きたくなっちゃいました(^^)。
10も…(^^)、ありがとうございます♪
本当の意味で(どんな意味…?)で「近所にあったらな~」の店ですね。
こういう店って"マス"に出ないから出会うのが難しいんですよね。10拍手。
早速伺われたとのこと、なんだか、うれしいです。
ねねっ、いいですよねっ、ここの蕎麦!
でも大盛はやっぱりすごいんですね~(笑)
んんんっ、読んでいたら又、こちらのお蕎麦が食べたくなってしまいました。ふるふるさんの、「病み付きになる予感」が私にもあるようです~(^^)。
大盛の田舎蕎麦1150円。
美味しくてマサに「穀物を食べた!!」
という感じで大満足です☆
あんなにとろとろの蕎麦湯も初めて体験しました。
それにしても凄い量だった・・・。
ふるふるさん・yukaさん 紹介有難うございましたー♪
駅からすぐ!です。ぜひ・・・。
焼肉カルトは、ふるふるさんが教えてくださったところによると、
単品の焼肉とのことです。お肉好きでお蕎麦も好きな人にはいいですよね(^^)。
焼肉をつまみに食べてのみ、最後に蕎麦で〆る・・、という感じなのかしらん。
カルトは、アラカルトの略らしいです。
蕎麦の表情いいですね。
焼肉カルト 、天カルトって、なんだろうか?
>名古屋
そうなんです。
私も初め、ふるふるさんのブログを読んでいて、名古屋市かと思っていて・・・(^^;
今度行ったら、由来、お聞きしてみますね♪
私も「輪」、拝見させて頂いています。
これからもよろしくお願い致します。
そうそう、ハンバーグ重っていうのも、不思議だっ・・・なんて思っていました(^^;;
ねっ?
森のたぬきさん、
素敵なお店でしょ。
それに・・・、うふふ(^^)。
花番さん、とってもチャーミングな女性ですよ~♪
ふるふるさんと声を揃えて・・・
「オススメです♪」
リンク、
もちろん喜んで(^^)。
それはさておき、
ほんっと、堪能できました♪
行ったカイがありました♪
とっても気に入っちゃいました~(^^)。
盛り、そういえばたっぷりだったですよね。
なんだか、するり~と食べちゃって(^^;;
そうそう、「ブラマンジェ」って、白系のデザートの事ですよん。花番さんにはじめ「豆乳ですか?」ってお聞きしたら、「いえ、牛乳で・・・。ま、いわゆる、ブラマンジェです」とおっしゃっていたので・・・。
オレンジのデザートも、とおっても食べてみたいです♪
お名前?出身地から?
「ざる」としては、皿よりもざるがいいんですが・・・。
でも、一風変わったそばですよね。美味しそう!!そば湯やデザートもいいね。
焼肉をおつまみにお酒を・・・・(笑)。
「カルト」って、「ア・ラ・カルト a la carte(仏語)a la carta(スペイン語)」の事らしいですよ。
好きな物を一品から注文するのです。
ハンバーグもあります。
森のたぬきさん、葛飾に来るのが楽しくなるでしょ(笑)?
yukaさん、私のブログにリンクさせて頂いても宜しいでしょうか?!
田舎蕎麦、気に入って貰って嬉しいです。
城東地区でもトップレベルのお蕎麦だと思います。
盛りも多かったでしょ?
蕎麦湯も全部飲み干せるし、デザートが嬉しい。
いろんなブラマンジェが有るんですよ。
ブログでキーワード「名古屋」をみたらこんなに有りました。
http://blog.livedoor.jp/himantai/search?q=%CC%BE%B8%C5%B2%B0
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