FC2ブログ
    つれづれ蕎麦 
    矢川 「素朴庵」  さらしなの花まき
    2008年05月28日 (水) 21:28 | 編集
    武蔵境の先生宅を出た後、夕方にある所用の立川へ向かう途中、矢川にあるまだ伺った事のないお蕎麦屋さんで、お昼を頂こうと向かう。

    ・・・が、矢川の駅に降りたら、無意識のうちについつい右に曲がってしまい・・・(^^;
    気づいたら、見知ったお店の目の前に。
    ま、今日は、先日のお礼も兼ねて、こちらにお邪魔しちゃおう~onpu.gif

    08-6-28 店

    矢川 「十割 手打蕎麦 素朴庵」

    昼ちょっとすぎた店内は、さっきまで賑わっていた余韻を残しほっと一段落した様子。。
    一波過ぎ落ち着いた空気の中、女将さんの暖かな笑顔が出迎えて下さる。

    やっぱり、伺ってよかったな~・・futt.gif
    ほっとしながら、先日のお礼など話をしたりしながらいたら、すぐに帰るのが惜しく思われ、
    夕方まではまだちょっと時間もあるし・・・と、ビールを少し頂いちゃう。

    08-6-28 ビール08-5-28 揚げそば

    お通しの、蕎麦のしっぽの揚げ蕎麦は軽やかで、程よい塩加減がビールにぴったり。

    08-5-28 わらび

    ご主人も顔を出して下さり、ほかにお客さんもいなかったことから、あれこれと世間話などしていると、女将さんがそっと出して下さった、「蕨のお浸し」。
    千葉大多喜の蕨は、優しいぬめりが心地よく、かけられた出汁が又とても上品。

    ・・・と、このゼンマイを食べていたら、さらにねばねば物が食べたくなり、「山葵芋」をお願いする。

    08-5-28 山葵いも

    ここでは初めての「山葵芋」。
    極細の海苔が掛けられ、あみ茸がちょんっと乗せられ、フレッシュな山葵を添えて出される。

    08-5-28 山葵いもアップ

    まずは、あみ茸を頂くと、なめことは又違う茸の味わい。
    そして、山葵を載せ、醤油を少々垂らしてざっくりと混ぜ、口に含むと・・・、
    お、美味しい~love.gif

    もっちりと強い粘りがありながら、ものすごく滑らか。山芋にありがちなざらつき感が全くなく、クリーミーで優しい舌触り。口の中でこの心地よい滑らかさを楽しんでいると、まるでマシュマロのように溶けていく・・・。その最中に広がる、しっかりとした味わい。

    なぜ、今まで頼んでなかったんだろう~、と思う程、絶品の山葵芋。
    感動して、一口、二口と食べていると、女将さんが
    「それはね、千葉の多古のやまと芋で、ちょっと手に入りにくいものなのよ niko.gif
    との事。これを、わざわざ取り寄せているそう。
    成るほど、これは今まで食べたやまと芋とは、素材が違う・・・。

    感動して頂いていたら、これもちょこっと出して下さった、旬野菜の天ぷら。

    08-5-28 てんぷら

    独活に、絹さや。
    そして・・・bikkuri.gif もう諦めていた、竹の子の天ぷらまで。
    「それは、破竹なの、食べてみて・・・」
    との竹の子は、しっかりと繊維の感じられるしゃきっとした歯ごたえに、味が濃い。ん~、もう幸せ・・・

    お蕎麦は、やっぱり、大好きな「田舎蕎麦」。これをまずは半盛りで。

    08-5-28 田舎

    どこか透明感のある細切りの蕎麦には、びっしりと埋められた蕎麦の欠片。
    手繰り寄せると、豊かに広がる穀物の香ばしい香り。

    08-5-28 田舎アップ

    男らしさを感じる、しっかりとした腰の蕎麦をすすり、噛み締めると顔がほころんでくるような、蕎麦の風味。今日は、やや短めではあったけど、この風味に大満足 niko.gif

    そして、田舎を半分にした分・・・、やはり食べたい「半かけ」をと思ったが、いつもかけなので、今日は「花まき」を半分で作って頂くことに。

    ・・・と、一旦厨房に入ったご主人が、にこにこしながら出てきて、
    「かけ、さらしなで食べてみない?」
    と。

    これは興味深い♪と、喜んでお願いし、出された「半・岩のりの花まき」。

    08-5-28 花まき

    びっしりと乗せられた岩海苔に、一片の柚子、そして三つ葉があしらわれた花巻きは見事な姿。
    目の前に置かれた瞬間から、ふわ~と岩海苔の香ばしい磯の香りが立ち込める。

    08-5-28 花まきアップ

    まずは一口、岩海苔の間から汁を頂くと、すっきりとし出汁の上品に香る甘汁に、磯の風味がたっぷりと染み込み、極上の美味しさ。これだけででも一品になってしまうくらい、満足度が高い。

    そして、その下のさらしな蕎麦を手繰り、口に含むと、温かい汁に浸され、ほんのり柔らかくなったさらしなの蕎麦に、岩海苔が絡みこれが美味しい heart.gif

    始めはぱりぱりとした岩海苔の、食べ進めるに従って汁に浸されしっとりとしていく変化も楽しい。汁に溶けていくようなさらしなに、この岩海苔、磯の香り漂う極上の汁の三位一体の味わいに夢中になってしまう。

    一適の汁も残さずにすっかり頂いた後の、満腹感に充実した心地で満たされるひととき・・・ futt.gif
    最後に、ゆっくりと、余韻を噛み締めるように、とろとろのポタージュ蕎麦湯を注ぎ、これもたっぷりと。

    ご馳走様でした~hahha.gif

    今日も又、すべて大満足。
    んー、これはここの蕎麦も、すべて食べてみたくなっちゃうな~niko.gif


    *山葵芋 320円、田舎もり 840円、岩のりの花まき 945円


    08-5-28 ひるうず
    「手打蕎麦 素朴庵」

    東京都国立市谷保 6721-1 
    042-571-0019
    10:00~15:00 / 17:00~20:00
    月曜、第1,3火曜休  
    店内禁煙 Pあり

    これまでの訪問

    関連記事
    スポンサーサイト



    コメント
    この記事へのコメント
    777様
    あ、そうでした。変更になったんですよね。
    直しておきます。
    2009/08/18(火) 06:05:21 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    営業時間の変更
    14:30までに・・・
    2009/08/17(月) 18:50:12 | URL | 777 #-[編集]
    よしの様
    よしの様まで~~(^^;;;;;



    ほらっ
    ほらっ
    もう、直したでしょ、でしょっっ
    2008/06/27(金) 22:23:39 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    あ、ほんとだ
    ワラビだ...orz
    (写真と本文、見てるようで?...)
    2008/06/27(金) 22:06:41 | URL | よしの #-[編集]
    山奥で蕎麦屋を目指す男様
    あ、又やっちゃいました~(^^;。
    ありがとうございます。
    早速、訂正しておきます。

    山奥で蕎麦屋を開かれた折には、ぜひ!連絡下さい。
    楽しみにしています(^^)
    2008/06/26(木) 19:40:29 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ブログいつも楽しみに見てます。が、しかしその山菜はぜんまいではなくワラビですねw
    2008/06/26(木) 17:36:29 | URL | 山奥で蕎麦屋を目指す男 #-[編集]
    よしの様
    偶然ですよ♪偶然ですよ♪♪

    素朴庵のあの、繊細なさらしなの岩海苔の花まきも、本当によかったけど、
    しっかり噛み締める「さらさ」の花まきも、とてもとてもとてもとても・・・
    食べてみたーいです。

    あー・・・
    今度はいつ、館山に。。
    ハーレーもっていれば、ちょいっと行けるのかな~(遠い目)
    2008/05/29(木) 23:11:22 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    グウゼンですね!
    当方も数日前に「さのさ」にて海苔そば=
    花まきを食したばかり。こちらは香り高い海苔が第一印象強く、そしてかなり太い、噛み締めて味わう蕎麦でしたが。

    素朴庵さんの綺麗なさらしなで花まきとは意外性も強いです。食べてみたいな。

    で、どこが偶然なんだろうか?
    2008/05/29(木) 13:24:13 | URL | よしの #-[編集]
    コメントを投稿する
    URL :
    コメント :
    パスワード :
    秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
    fc2bookmark
    copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: sukechan

    Copyrite(C)2005ー2008 yuka. All rights reserved.

    本サイトの写真の著作権は 作成者にあり、他のサイトの転用は一切禁じます。

    Copyright(C) 2006 つれづれ蕎麦 All Right Reserved.
    1. オンラインカウンター