行ってみようと思ったお店も中休みに入ってしまうだろうし、と諦めて途中の「三晃庵」さんへ。
出前もする、それでいてきちんと手打ちのお蕎麦を出してくれ、しかも中休みがない・・・という、本当にうれしいお店。
駅を降りるとすぐ目の前、すっきりとした和風モダンな佇まい。
東伏見駅前 「蕎夢 三晃庵」
お店へと近づくと、「本日のおすすめ」が黒板に手書きで書かれてる。
今日は何かな・・・と、目を落とすと
なんとっ、
「常陸秋蕎麦(茨城産)」の文字。
これは・・、是非とも食べてみたい 。
ちょっとうれしくなりながら、店内へ。
午後2時もとっくに過ぎたというのに、まだまだ賑わいを残してる。
中休みがない気兼ねさ、それでいて清潔感漂う落ち着いた店内に、ご近所の方々が今日も和やかに憩ってる。
すぐに、にこやかな花番さんがお茶を出してくださり、「表の常陸秋蕎麦」をお願いすると、「なかなか手に入らないお蕎麦なんですよ 」とうれしそう。
そ、それと・・・、
隣で食べているカレーの匂いが妙~に美味しそうで、わたしもついつい「あと、ミニカレーも・・・」と300円で付けられるミニ丼もお願いしてしまう。
程なくして目の前に出された「常陸秋蕎麦」とミニ丼。朱塗りの蒸篭に盛られた蕎麦は、エッジも立ち瑞々しく輝いている。
まずはっ、と蕎麦を手繰り寄せるとふわ~としみじみとした香りが立ち込める。お、これは良さそう♪
口に含むと、心地よい腰加減。かみ締めるとほのかに蕎麦の風味が感じられる。・・・とは言え、普段の会津のお蕎麦も結構美味しいので、ものすごく大きな差というのではないような・・。ただ、後にふわりと甘みを残していく感じと、かみ締めた時のもちもちとした歯ごたえがいつもとは違うかも。
甘めではあるが、鰹の風味がふっと立つ汁で頂きほっと・・・。食べ終えるのをきちんと見て出してくれる蕎麦湯の配慮もうれしい。
落ち着いたところで、ここでは初めてのカレー丼を。ここの「ミニえび天丼」も好きだけど、正当な蕎麦屋のカレーでこれがなかなか美味しい。蕎麦汁ベースのカレーに豚のバラ肉の薄切りと玉ねぎの相性は間違いないし、ペコペコだったこともあってペロリと頂いてしまう。
これは、ここのカレー南蛮蕎麦も食べてみなくては・・・。
様々な種類のお蕎麦に、丼もの、つまみの数々も手ごろな値段である上に、ミニ丼やミニせいろなども揃っている、ここは本当に使い勝手のうれしいお店。しかも花番さんの対応も心地よく、落ち着いた店内も気持ちがいい。
それだけでも有難いのに、こうした試みを始めたというのはますます楽しみな限り。だんだん色んな産地のお蕎麦も出るようになったりして・・、なんてちょっと期待もしながら
ご馳走様でした~
*常陸秋蕎麦 850円、ミニカレー 300円
「蕎夢 三晃庵」
西武新宿線東伏見駅北口 0424-61-0544
11:00~21:00 水曜休 昼禁煙
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