昨日に引き続き…、いや、今日の暑さは殺人的。
むっと漂う熱気に、、、
とにかく、冷かけが食べたいっ 。
ねっとりと体に貼りつく熱気をかき分け向かった、
食べ逃せない必須冷かけを求め、
久しぶりの「松翁」さん 。
神保町 「手打そば 松翁」
そろそろ2時という、昼の喧騒過ぎた店内で、
入るとすぐ、迎えてくれた女将さんが、
「お蕎麦もうなくて、ちょっと待ちますけど」
との、早々たるお言葉。
その間に汗はじわじわ滴り、
ここまで来て、食べずに帰るなんてできない〜 、
「大丈夫です」と答え、ようやく通されて…、
お蕎麦を待ちながら、頂く一献は又格別なもの 。
すっきりとしてブレなく美味しい、
宮城 「浦霞」 辛口本醸造
充てもちょっと何かと、壁に下がった品書きから、
お気に入りの「松翁」さんの「ひじき煮」を。
舞茸に牛蒡に人参、トウモロコシに糸こんにゃく…、
温かい具沢山の「ひじき煮」は、
口にする毎に、しみじみ美味しく、
つまんでいると、すぐ横の打ち場で、
まさかの追い打ちライブ 。
延して、延して、程なくリズミカルな切り。
ご主人の追い打ちの姿を拝見できるなんて、
滅多にない素敵なチャンス 。
あっという間に打ち終わり…、
では、今日のお目当て、「茄子の冷やかけ」 を。
これこれっ、置かれただけで心が踊る、
翡翠の茄子がどうどうと横たわる丼の景色 。
淡い琥珀の汁は、冷んやりと心地よく、
豊潤な鰹出汁のすっきりとした旨みが体に染みる。
はぁ〜、美味しい
何度もすすり手繰った、打ち立て蕎麦は、
キリっと気持ちよく締り、
手繰る毎に蕎麦の味わいが、じわりじわり。
んー、一際美味しいっ 。
茄子は、しっとりと柔らかく瑞々しく、
したたる雫の甘みに、ほおばる毎にうっとり。
ここにほろりとした絡まる挽肉の旨み、
さらに茗荷が爽やかに香り…、
絡め絡め手繰る蕎麦の美味しさと言ったら…、
後はもう夢中、あっという間に手繰り、
頃見て出された蕎麦湯を注ぎ…、
はぁ〜、改めてこれは食べ逃せない夏の逸品!
汁もすっかり飲み干し、心から大満足。
ご馳走様でした〜
今年こそ、まだ食べてない、
「ジュンサイの冷かけ」や「鮎の冷かけ」も食べに来よう 。
「手打蕎麦切 松翁」
千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529
11:30~15:30 / 17:00~20:00
11:30~16:00(土曜)
日・祝祭日休
禁煙
2017年 7月20日 「卯の花」に「茄子の冷かけ」
2015年 7月14日 「ひじき煮」「茄子の冷かけ」
2013年 8月22日 「ひじき煮」「茄子の冷かけ」
2011年 6月27日 「茄子の冷かけ」
2010年 3月19日 「卯の花」「ホタルイカ」「煮こごり」に「二色そば」
2005年10月 3日 「合い盛りそば」
- 関連記事
-
- 神田 「眠庵」 神田の隠れ家でしっぽり一人酒 (2020/11/06)
- 神田 「神田まつや」 「玉子焼き」に「酒切り」「すだちおろしそば」 (2020/09/10)
- 神保町 「松翁」 旨味溢れる翡翠の涼味「茄子の冷かけ」 (2020/08/07)
- 神田 「眠庵」 これぞ本来の蕎麦前 シンプルな充ての良さ (2019/06/06)
- 神田 「眠庵」 8種のプレミアムそば「恒例蕎麦会」 (2019/03/18)
- 神田 「眠庵」 週末の寒い宵はしっぽりと隠れ家で (2019/02/17)
- 神保町 「たかせ」 蕎麦前愉し「三色そば」芥子切り・茶切り (2018/09/15)
- 神保町 「松翁」 夏の必須蕎麦 翡翠の「茄子の冷やかけ」 (2018/07/10)
- 九段下 「膳」 江戸前の粋な料理に「花まきそば」 (2018/03/16)
- 神田 「神田まつや」 冬至は年に一度の「まつや」の「柚子切り」 (2017/12/22)
- 神田 「まつや」 夏の名残に季節限定「辛味桜海老おろし」 (2017/10/11)
- 神田 「ます川」 「天麩羅ランチコース」10割「田舎そば」 (2017/10/10)
- 神保町 「松翁」 英気養う夏の一杯「茄子の冷かけ」 (2017/07/20)
- 神田 「眠庵」 隠れ家でしっぽり友と交わす蕎麦屋酒 (2017/06/28)
- 秋葉原 「匠」 祝!装い新たに移転オープン (2017/06/12)
→ yuka (04/08)
→ yuka (04/08)
→ sherbetsST (04/02)
→ gun (03/27)
→ yuka (03/19)