寒風吹きさらし、今夜には雪･･･との、今日。
静かな店内に、変わらずお女将さんと、ご主人が仲良さそうにくつろいでいる中、今日は電話も入れずに、思わず戸を開ける。

昼ちょっとすぎ。
「まだ、いいですか？」とたずねると「どうぞどうぞ～･･･　」と通され、一人カウンターに。

暖かいお茶が美味しい。ここのお料理だったら、本当はお酒も頂きたくなっちゃうところだけど、ちょっと調子が良くないので、今日はお料理だけにしておこう。
何でも、やはり風邪がはやっているらしく、そんな話などしながら･･･


まずは、
「ハタハタの麹和え」
こんなの、初めてっ。。

ハタハタを〆て、それを麹で和えたというもので、しっかりとした身と麹の漬け具合がとても良くて･･･、
んー、やっぱり美味しいっ。


続いて･･
「鯛の胡麻だれ和え」

胡麻のタレが何とも言えなく･･･
添えられた山葵とあわせて食べると
幸せになってしまそう。


そして･･･、
たった一人だっていうのに。。

白魚とフキノトウの天ぷら。
白魚も大振りなもので、カラッとあがったこれが、もう、非常においしいもの。ふきのとうの、辛味が前向きにも春を感じさせてくれる。


そして、これも丁寧に蒸してくださった、
鯛飯。

んー、このご飯の具合、
味付け･･

目が細くなりそうなおいしい一品･･･


ああ･･･、飲みたくなっちゃうな･･、と思いつつも、美味しいお茶と共に非常に幸せになってくる･･･。

そして！お蕎麦。



毎回思ってしまうけど･･･、

ちょっと異質な感じのする蕎麦、というか、
ここの蕎麦は、やはり旨いっ！

難しいこと考え抜きで、
心底幸せに味わう･･･。


蕎麦もすばらしいが、ここのつゆは、やはりいい･･･。
とろとろのポタージュで、心底冷え切りそうだった体も、いつしか温かくなっていく。お女将さん、ご主人との会話もなんだか、おだやかで。。このお店もやっぱり、大好きだと感じてくる。

･･･なんってったって、夜の1割くらいでこの、お料理が頂けちゃうんだもん！あたり前か･･･、なんてしみじみ思ったりも。

はぁ～･･･、
本当に美味しかったです。
今日もありがとうございました･･･。
又、心の栄養をもらいに来ますっ

さあて･･、頭の痛い用事をこなしに。。。。

本当に雪、降るのかな･･･



「ひろ作」　港区新橋3-6-13

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