虹橋、「古北カルフール」(古北家楽福)のスーパーで、
イートナポさん、ミキさんとの3人で、大きなカーゴを引いてぶらぶら。
珍しい食材やお菓子など、興味深いものがいっぱい。
国内旅行同様、ローカル(地元の)スーパーマーケット巡りって楽しいなー。
と、ミキさんお勧めのチーズやソーセージ、お菓子などゲットして、
フードコートの一角でちょっと休憩~。
この後行きたいお店は、かな~り期待している一店。
行き方など、ミキさんと一緒に調べながら、
ホテルでもらったローカルグルメ機関誌を、ぺらぺら捲っていると、
これは、ますます期待大、一面大きく出ているよっ
と、興奮してよく読んでみると…
にゃっ、にゃにっっ!?、ろ、6月末オープンっっ?(※当日6月9日現在)
…と、と言う事は、まだオープンしていない?
慌てて、ミキさんに電話確認して頂くと、
悲しすぎる~っ、冊子に載っている通り、オープンはまだだそう。
そ、そんな、又しても…
どうして、ネットには既に開店しているように載ってたの…?。
急遽変更せざるえず…、
でもっ大丈夫、もう一つ行ってみたいお店あるっ!
…と、
こここそはやっていて欲しいと、祈るように向かった長楽路、
小粋なブティックなどがちょこちょこと並ぶ、ショッピングストリート。
その中程に…、良かった、やっていた…
半地下に造られたお目当てのお店は、和モダンの洒落た佇まい。
早速、イートナポさんにミキさんと階段を降りて店内へ…。
長楽路 「蕎麦酒房 萬蔵(BANKURA)」
開店時間ジャストタイム、一番乗りで入った店内は、
心地のいい日本の居酒屋のような、清潔で落ちついた、いい雰囲気 。
3人の我々は、ゆったりとしたテーブル席に通されて…、
ふと横の壁にかかった黒板を見ると、
しっかり日本の文字(だけで)書かれた「今週のおすすめ」。
入った瞬間に感じた店に流れる雰囲気に、ふと上海に居る事を忘れ、
何だか居心地良くて、途端にほっと寛いでしまう…
まずは、早速乾杯、日本でもブレークしている、ハイボール。
くうっと喉を潤わせ、落ち着いたところで品書き拝見。
うわあ…、メニュー多っ。
蕎麦屋の定番つまみ始め、日本の居酒屋メニュー等々ずら~り。
こっ、これは…、蕎麦屋というより、居酒屋、か ?
と、ふと不安が心かすめるも…
気を取り直し、まずお願いしたのは、好物の鶏わさ、
「きゅうりと鶏笹見の梅たたき」20元(約260円)。
口にすれば、ああ…、美味しい…
束の間口にしていなかった、ほっとする、日本の優しい味わい。
しゃきしゃき瑞々しい素の胡瓜に、鶏肉はふんわり。
香辛料や辛さ、肉汁の旨みとは違う、和食の味付けに途端に癒され…
続いて出て来たのは、「山葵風味のアボガド豆腐」25元(約320円)。
素朴な豆腐がたまらなく、ツンっと聞いた山葵さえもが懐かしい…
さっとかかったオリーブオイルが円やかで、ああ、これも美味しいなあ 。
黒板のお勧め「カリフラワーと海老のクリーム煮」35元(450円)も、
豆乳に似た優しいホワイトソースに、海老はぷりぷり、
カリフラワーはほんのりと甘みがあり、これっ、すごく好き。
思っていた以上にお料理が美味しく、早速追加 。
「焼き鳥」に具を選べる「おでん」まであり、
各々1本ずつ選んだ、「正肉」に「皮」、「レバー」各8元(約100円)。
かりっと表面香ばしく焼かれ、シンプルで奥深い日本の塩味、
中はふわっとしてジューシー、ああこれも美味しいよぅっ
さらに、「あたご鮨直伝」の文句が気になりお願いした、
「しめさば」28元(360円)
添えられた山葵も摺りたての、瑞々しく美味しい山葵で、
魚臭さ全くない、酢の塩梅も丁度よく、脂の乗り加減といい…、
期待以上にはるかに美味しい 。
こうなったら…!、も~う我慢できない、日本酒だ…
見れば、主に置かれているのは、見た事のないお酒「朝香」(1合約320円)。
イートナポさんに付き合って頂いて、盃替え、再び乾杯~。
あなうれしや、上海でも日本酒が飲めるとは…
と、そっと口にしたお酒は、すっきりとして爽やか。
品ある香りがあり、これはっ、美味しいよっ。
後で調べて見たら、奈良の酒蔵「中谷酒造」が、
天津で醸造しているお酒だそう。
ああ、いいなあ、こんな充てに美味しいお酒、
すっかり、ほおっと憩いの心地、落ち着くなあ…
とふと横に後ろを振り返って見れば、いつの間にか満席御礼。
お酒片手に楽しむ人々に、お蕎麦を美味しそうに食べている方々。
扉の前には、待ち人まで出来始めているようで、
すごい、大人気の蕎麦屋なんだ…
もっとゆっくりとしていたいとこだけど、
この後、「雑技団」観賞に行く時間が、そろそろ迫り…
待っているお客さんの為にも、そろそろ肝心のお蕎麦を頂こう 。
と、改めてお蕎麦の品書きを手にすれば、これも豊富。
せいろを始め、うどんもあるようで、「ご飯セット」や丼各種。
かわいい中国人の花番さんに、一番人気をお聞きすると、
「せいろ」で次が「梅紫蘇せいろ」だそうで、…何だかうれしい 。
早速迷わずお願いした、基本の「せいろ」30元(390円)。
おっ、これは、いい姿 。
ざっくりと断たれた角には、穀物感がしっかりとにじみ溢れ、
瑞々しく横たわる、端正に打たれた細切りの蕎麦。
手繰り上げれば、光りに透け、丸抜きの粒がかすかに浮かび、
ふわりと、清々しくふっくらとした穀物の香り。
噛みしめれば、心地のいい腰があり、じわりと広がる蕎麦の味わい。
食べすすめて行くうちに、豊かな甘みが追いかけてきて…
これは、美味しいっ
しかもするすると心地よく喉を過ぎる、軽やかさがある上に、
汁もきちんと鰹の風味が染みた奥行き深く、円やかな美味しいもり汁。
途端に、感動に似た、嬉しさで笑み隠せず…
これが、390円だなんて、嬉しすぎるぅ~
となったら、やっぱり「かけ汁」も試してみたい。
と、天麩羅も気になり頼んだ「たぬきそば」40元(520円)は、
これは、うれしい、揚げ玉別添え 。
まずは、汁を口に含めば、ああ、これも美味しいかけ汁…
すっきりとして柔らかく、出汁が美しくハーモニーを奏でてる。
中の蕎麦は、熱々汁に浸っても、きちんとした腰を残し、
この汁を纏った蕎麦が、又旨みがあり、
ん~っ、もう、心から大満足…
取り分け小鉢を頂き、揚げ玉を乗せてみれば、
さっくさくの揚げ玉で、これは天麩羅も期待できるもの。
揚げ玉のコクを一緒に楽しみ食べ終えれば、
タイミングもよく、出してくれた蕎麦湯は、ここも白濁してクリーミィ。
すぅ~っと雑味なくのびるもり汁の美味しさを、
最後に、ゆっくりと味わって…
やっぱり、いいなー、蕎麦っていいなぁ…
花番さんに再びお聞きすれば、やはりこちらもオーナーは日本人。
毎日こちらで打たれているそうで、
席を立ちながら厨房を覗けば、話かけるまでもない大忙し。
「美味しかったです」と、そっと胸の中で、つぶやいて…
ご馳走様でした~
上海でもこんなお蕎麦が食べられた、それがとてもうれしく、
ふっと肩の力が抜けたかのような、充実感に満たされて…
し、しかし、、一日よく食べたなあ…
「蕎麦酒房 萬蔵(BANKURA)」
長楽路店
長楽路344号
(瑞金路、新錦江大酒店向かい)
6215-0373
11:30~14:00 / 17:30~25:00
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上海、懐かしいです。
でもきちんと美味しいお蕎麦、あったんです、
素敵ですよね(u_u*)~
弟が上海に住んでます。5月に会いに行きました。知っていれば食べたかったです。もっと早くYUKAさんのブログを読んでいれば良かったです。
GW中は、さらに人が多かったのでは。
(っていっても、向こうはGWじゃあないですね^^;;)
私が行った時も、日本人のお客さんが大半。
やはり…
現地の方は、あまり足を向けないのでしょうねえ…
(ま、それはそれで、良しと・・)
昼はランチメニューだけみたいです。
中国人の女の子が接客してました。
お客さんの大半は日本人。小さな子連れの夫妻もいました。
天丼とかけそばのセットを頼みました。
残念ながら、天麩羅蕎麦紀行には掲載できません。手間に同名のバー・レストランがあり、危うく蕎麦屋は閉店したのかと勘違いするとことでした。
上海は26~27℃で初夏の陽気です。
いつものことですが「人が多い。五月蝿い」
そう、ここは、もし日本にあったら、通ってしまうかも…
と思うくらい、とっても良かったです。
いろいろなお料理を食べて、それでなお、やっぱり私は蕎麦が好き、
っていうのを改めて実感できたのも、上海に来たから。
よかったなーって思っています。
たまには、海外旅行もいいですね(^^)。
奈良の酒造さん、がんばってます!
中国で、醸造アルコールを使わない、酒米だけで作っているのは、ただ一つ、ここだけだそうですよ♪
上海で手打ち蕎麦バンザーイ♪
ひょっとしたらyukaさん食べずに帰って来たのかと心配していました。
「かけ」に「せいろ」が見られたのも嬉しくなりました。 奈良の酒頑張れ~☆日本酒の故郷ですからね。
やはり「蕎麦の文」こそyukaさんだな~と
「ウットリ」です♪
あたご鮨が、どこのあたご鮨なのかが不明なのですが…
「仕込」とあるところをみると、お店で仕込んでいるんじゃなかと思われます。
とにかく、お料理、頼んだものはどれもきちんと美味しかったでしよ(^^)。
お蕎麦も、日本にあっても、行きたいお蕎麦でした。
『地球を救う!!』
その通りっっ。
私、ほんとに、ね、ここにきて、ほおっとしちゃったんです。
やっぱり、蕎麦っていいなあ、と珍しくいろんな食事をした後で、改めて思え、それがよかったなと思いました。
>生命力、加工しやすい(=好き嫌いなく食べやすい)
おまけに栄養食として格別!(歯がなくても…笑…食べやすい
しかも、加えて飽きない♪
韃靼そば、私以外に好きだったりします。
標高高いところでなくても作れるなら…、国内でも作るところができてもいいのに、不思議です。。
本当、日本のお店なのに良心的で、それで美味しいとなったら・・、人気あるの納得です。
もっと飲みたかったですね~(^^)♪
『地球を救う!!』
・・・ということで。(幸せ笑
当方は蕎麦の可能性を、大々信じていますねー。
生命力、加工しやすい(=好き嫌いなく食べやすい)
おまけに栄養食として格別!(歯がなくても…笑…食べやすい
(それって、蕎麦掻と同じですよ~ぃ
他方、作る側からしても、水がなくても大概できる。
丈夫で、よほどのことがない限り、出来る。
しかも、短期間で実が出来る。
食べ方にもアラカルト…
こうしなければならない!!ってのは、ナシ!!(大笑い
少し標高の高い所に行ってみたいです。これから蕎麦が栽培されるでしょうか?
ダッタン種はどんな感じで畑を作り、種蒔きと被覆はどうか?(同じ~??
さあて、(この列島に取り残されたオレラ・フウフぅ~… 明日から種の選別、ヤッパッペー
雑技の予定がなければ、、そのままベロベロに飲んでしまってたかも。。。
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