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    つれづれ蕎麦 
    八王子 「徳兵衛」
    2011年04月24日 (日) 22:49 | 編集

    昨夜の喧嘩で、日曜日だというのに気分はナナメ。

    そんな私に…、「こないだ、見てたお店に行って見る?」と彼。
    体よく丸めこまれるのが分かりつつも…、
    お蕎麦屋さんとなったら、内心ウキッm001.gif

    しぶしぶを装って車に乗り込み、会話少なめに到着したお店は、
    あっ、何だかいい感じ niko.gif?

    11-4-24 店

    知ってはいながら、まだ訪れてなく、いつか行ってみたいと思っていたお店は、
    年季感じる、古色蒼然とした趣ある店構え。

    11-4-24 製粉所

    お店への入口へと近づこうと、横の建物をふと見ると、
    これも、また古式ゆかしい小屋は「石臼挽きそば 自家製粉所」。
    中には立派な石臼が置かれ、途端に期待に心が高まる…futt.gif

    11-4-24 暖簾

    足利一茶庵に師事した、片倉さんの流れの老舗のお店。

    八王子 「蕎麦處 徳兵衛」

    休日の1時をとうに過ぎた時間。
    入ろうとしたら、なんと待ち人がまだまだ3組もいらっしゃり、
    我々も、前の椅子に座ってしばし待つ。

    やはり…、人気のお店なんだ、とさらに期待膨らみながら
    店内に下げられた、手書きの品書きを見て、これ食べたい♪
    と、すぐ目に留まった「特撰田舎そば」と「せいろ」の、「二色せいろ」。

    11-4-24 品店内

    とすっかり、心は「特撰」にうきうきしながら、程なく通されたのは、
    これも運よく、奥の個室仕立てのテーブル席。
    出されたお茶を頂きながら、置かれた品書きを手にし、落ち着いて吟味。

    11-4-24 品そば

    カレーの文字に、ざわっと心さわぎつつ…

    11-4-24 品うどん

    「うどん」の品書きの、「常夜」や「京風」など、個性的。
    (ちょっと、仙味洞さんのうどんの品書きに似てるかも…)

    11-4-24 品ごま

    彼は、壁の「き利ごまうどん」と悩みながらも、「うどん」の大盛りに決め、
    私は、「二色せいろ」をお願いすると…

    ざっ、残念~っっnaki.gif
    「特撰田舎が、今終わってしまって…」
    とのお答え。

    ないとなると、余計に食べたくなるのは…、悲しいかな、人の性。
    とは言え仕方ない、代わりに「田舎汁」と「もり汁」の二つを楽しめる、
    「二味田舎汁せいろ(大盛りです)」に変え、さらに「野菜天盛り」を添え注文~。
    (大盛りだけど、たべられるかしら…、ドキドキ。)

    11-4-24 打ち場

    店内に作られた、打ち場を遠目に眺めたり、

    11-4-24 品酒

    お酒の品書きを眺めたりしていると…

    11-4-24 そば来た

    しばしして、ようやく目の前に出された蕎麦にうどん。

    11-4-24 そば

    あっ、この蕎麦も、いい感じ hahha.gif
    一茶庵の蕎麦らしい、繊細な微粉で打たれた蕎麦は、
    江戸前の蕎麦よりもやや太めに断たれ、角がキリリ。

    11-4-24 そばあぷ

    北海道産の蕎麦との事だが、この時期でも、ふわりと広がる香りが清々しい。

    11-4-24 そばあぷ2

    手繰り口に含むと、しっかりとした小気味よい腰があり、
    噛みしめていくと、じわ~っと広がる、蕎麦の甘み。
    穀物の素朴な風味も豊かで、思った通り、これはいいなぁ…futt.gif

    もり汁は、鰹の風味漂う、すっきりとした辛汁で、蕎麦に良く合い、

    11-4-24 田舎汁

    その横で存在感含めて置かれた「田舎汁」は湯気の立った熱々のもの。

    11-4-24 そばたべ

    さっぱりとした薄切りの鴨肉に、茄子などの入った、田舎汁。
    鴨の出汁がしっとり染み、熱々の汁を浸すと、さらに蕎麦の甘みがじわ~り。
    暖まった蕎麦は、ほろりとして、これも美味しい hahha.gif

    これは、是非「特撰田舎」も食べてみたい…、としみじみと。

    11-4-24 うどん

    一方、彼のうどんも、なまめかしく純白に輝き、美しい

    11-4-24 うどんあぷ

    交換して食べてみると、つるつるとして滑らかな口当たりに、
    跳ね返してくるような歯ごたえがある、讃岐とは又違う、美味しいうどん。
    汁も、うどんは、「お出汁」の風味が強く、うどんにきちんと寄りそって…
    (田舎汁で食べるうどんも、旨いっ)

    11-4-24 天麩羅

    様々な野菜の盛られた天麩羅をほうばりながら、
    大盛りだというのも、何のその、このお蕎麦だったら、いくらでも食べられそう。
    と、夢中で手繰っていたら、あっと言う間 futt.gif

    11-4-24 蕎麦湯

    程良く白濁した、まろやかな蕎麦湯をゆっくりと頂いて…

    ご馳走様でした~hahha.gif

    食べ終わった頃には、もうにこにこ。
    ありりっ、又、彼の計略にはめられちゃった…aha.gif


    11-4-24 看板
    「蕎麦所 徳兵衛」

    八王子市大和田町4-15-6
    042-644-9098
    11:30~15:00 / 17:00~20:00
    水曜定休
    禁煙 P有り



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    コメント
    この記事へのコメント
    ヨッシー様
    田舎汁うどん、というものもあるくらいなので、確かに、うどんもとてもよく合っていたんです。

    蕎麦もうどんも美味しいお店でした(^^)。
    2011/04/26(火) 10:36:22 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    ソバツユ様
    さすが、反応して下さいました♪

    私は、実はこちらのお店の方を先に知っていたので、その昔、布田のご主人に、こちらと関係があるのか、聞いたことがあるんです(u_u*)~。
    (もちろん、何の関係もなかったのですが)

    懐かしいです。
    あの、石臼を回す姿、
    あの、欠片がびっしり埋まった素朴なお蕎麦。
    大事な大事な思い出です…。
    2011/04/26(火) 10:35:32 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    甘味婦人様
    コメントありがとうございます♪。

    稲毛の利休庵さんも、いいですよね(u_u*)~。
    久しぶりに訪れたくなりました。
    甘味夫人さんも、お勧めのお店がありましたら、教えて下さい(^^)。
    2011/04/26(火) 10:33:31 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    とあ様
    そうなんです、うどんもとっても美味しかったです。
    彼は、うどん派なので、こういうお店は、助かります…(^^;
    2011/04/26(火) 10:31:59 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    よしの様
    そうそう、記憶確かです!

    今も、地元密着、なのでしょうか、
    確かに年配のお客さんの割合がとても多く、人気の程を感じましたよ(^^)

    きっと…
    よしのさんも、来られていたんだろうなぁ、
    なんて、私も、ちらと思っていたのでした(^^)
    2011/04/26(火) 10:30:50 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    いい感じの建物ですね
    お蕎麦もうどんも美味しそうですね!
    田舎汁どちらも合いそうですね。

    2011/04/25(月) 20:54:05 | URL | ヨッシー #-[編集]
    お店の名に反応して!
    徳兵衛さんと聞き、もしや思って!
    でも違いましたね、あの布田の・・・お店?
    その流れのどなたかがと・・・
    徳兵衛違いでしたが、
    この同名さんの田舎汁これも良さそう♪
    2011/04/25(月) 17:00:09 | URL | ソバツユ #tHX44QXM[編集]
    はじめまして
    ここ、ムラウチの帰りに通って気になってたので、
    思わずコメントしてしまいました。
    読んでるだけで、ますます次回行ってみたくなります~。

    多摩エリアのお蕎麦屋さんも
    たくさん載っているので非常に参考になります。
    稲城の“利休庵”へは寿限無の頃から通ってました。
    冷たいお蕎麦が食べたくなる季節、
    これからも楽しみに拝見いたしますね。

    埼玉北部も美味しいお蕎麦屋さんあるんですよ♪


    2011/04/25(月) 15:23:02 | URL | 甘味婦人 #-[編集]
    お蕎麦も美味しそうですけど
    うどんもいいですねぇ…

    天ぷらも食べたい~

    田舎汁、そばもうどんも合いそうですね(笑)

    大盛り、完食、天晴です~
    2011/04/25(月) 14:54:01 | URL | とあ #-[編集]
    なんかとっても
    懐かしいのですが、八高線の近くの(?)小公園を通って
    いくところだったかと...

    片倉氏の例の文章が壁にありましたよね、確か(オボロゲ

    で、とっても込み合っているお店という印象がありました。
    もう蕎麦の具合がどうだったとか全く忘失の彼方~…
    (正月過ぎくらいだったのかな?

    なんか、地元に密着した、特に年配の方々に深く愛されている
    といったお店の風情でした。町のお蕎麦屋さん?

    16号とか20号とか極力通りたくない私は、八高線の線路を追う
    ようにあの辺りをうろついていたのでした...
    2011/04/25(月) 14:03:50 | URL | よしの #-[編集]
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