今日は久しぶりに会うお友達6人での、蕎麦屋で宴。
夜にも一度行きたいな、と思っていたお店、「穂の香」さんで
両国駅高架下すぐの路地の中、柔らかな灯りが暗闇にほっと零れてる…
と近づくと、ありり?何やら外装工事をしているよう。
せっかく素敵な外観なのにちょっと残念。
とは言え、とっても楽しみにしていたこの日。考えてみたら、丁度一年ぶり…
両国 「蕎麦 穂乃香」
扉の先は、昼間の空気とは又違う、うんと照明が落とされた大人の雰囲気。
柔らかくダウンライトがテーブルのひとつひとつを照らす、心地のいい店内に…
先に到着していたお友達の笑顔がうれしく、私も腰を下ろす。
さすがっ、すでにお酒を始めてる…
私は、まずはグラスビールを頂いて…
程なく、8人全員揃ったところで、改めて乾杯~
揚げ蕎麦の他に、「鯛の塩辛」のお通しまで付くなんて、うれしいな
と、わいわい楽しく、早速、それぞれ好きなものをいろいろ注文~。
しゃきしゃきとして、しっとりかえしに漬けられた「葉わさび漬け」に、
上品な出汁で炊かれた「青菜と揚げのお浸し」。
しゃりしゃりっとルイベ状のほやとこのわたの塩辛、「莫久来」を前に…
私もお酒に切り替え、「小左衛門」を頼み、酌み交わすお酒がたまらない 。
出汁を添えて出された「山芋と海老のとろろ揚げ」は、
さっくりと揚げられ、周りはカリっとして中はとろ~り。
いくつも入った中の海老はぷりぷりとして味わいよく、
口の中で、ふわ~っと途端に溶けていくこのとろろ、これは美味しい~
鉄微で出された「牛すじ」は、関西風の出汁で炊かれ、上品な味わい。
中にぽこっと玉子の黄身が落とされているのが面白い。
そして、これも鉄瓶で出された、お友達イチオシの「そばがき」。
濃厚白濁した蕎麦湯に浸された「そばがき」は、もっちりとして滑らか。
そのまま口に含むと、もちもちとして、後からじわ~り蕎麦の味が広がってくる。
しかも、葱に大根おろし、山葵に鰹節、焼き海苔の薬味が添えられ、
これらで、いろいろアレンジして食べられるなんて、楽しいな~
たっぷりと出された「出汁巻き玉子」は、ほんのり甘めの関東風。
蕎麦屋ならでは、の出汁が利いた玉子焼きで、これも日本酒によく合う。
「湯葉炊き」は、とろ~っとうれしい餡仕立て。
ひらりひらりとした湯葉の口当たりが心地よく、
カニカマが入ったしっかりとした味わいは、さらにお酒を進ませる。
「義侠」、「群馬泉」、「喜久酔」、「開運」…
出されるお酒の酒器は、その都度違う酒器で、これが又とても素敵
「九頭龍」の熱燗は、お湯の張られた、これも素敵な「酒燗具」。これ、欲しいな~…
と、大勢いるうれしさ、いろいろなお料理にお酒もたっぷりと堪能し、
そろそろお蕎麦を頂こうと、これもいくつか注文
まずは、天麩羅も食べたいね、と頼んだ「天せいろ」。
軽やかにさっくりと揚げられた天麩羅で、選んで食べた烏賊はふっくら。
紫さつま芋も中がほっこりとして、この天麩羅、これは美味しい
そして、皆で手繰りあう「せいろ」そば。
角がぴしっと整った、何とも丹精な蕎麦は、ふわりと立つ清々しい香り。
口に含むとしなやかな心地のいい腰に、噛み締めるとほろりと解けていく。
飲んだ後にも心地のいい、この清々しい喉越しにするすると手繰ってしまう。
派手さはないが、きちんと江戸蕎麦の良さを持ちながら、
繊細であり、凛としたものを感じる美味しいお蕎麦
そして、春ならではの「桜切り」をも。
柔らかい透明感のあるピンクの蕎麦には、ところどころに埋まった桜の葉。
この美しい蕎麦を目で楽しみ…
手繰り揚げると、途端に香る、桜餅を思わせる香りにうっとり。
口に含むと、ぷるんっとした腰が楽しく、濃い桜葉の風味がじわ~り。
まるで桜餅を食べているような、独特の風味が口いっぱいに広がり、
途端に、満開の桜の下にいるかのような、すっかり春の気分~。
この感触に風味に香り、この「桜切り」これはいいな~
…と、皆で手繰っていたらあっと言う間。
滑らかに白濁した熱々の蕎麦湯を、ゆっくり味わいながら、
さらに、各々「小さい」シリーズを注文。
「小さい玉子とじ」を頼む友人の横で、私が頼んだのは「小さいかけそば」。
すっきりとして、きりっとした上質な鰹の風味漂う、旨み十分のかけ汁。
喉から胃にすぅ~っと落ちる感覚が何とも言えない美味しい甘汁に、
中に浸る蕎麦は、ほろりとした感触が手打ならではの良さを醸し、
こちらのあったかいお蕎麦も美味しいな~
おっ、「ぶっかけ」を頼んでる人までもっ♪
…と、蕎麦の味わいに加え、皆なで笑顔で手繰る、これが本当に楽しくて…
最後に頼んだ、8人で二皿のデザート、「白胡麻のブラマンジェ」。
もっちりぷるるん~っとしたブラマンジェの口当たりがたまらく、
口に含むと、ゆっくりと溶けている白胡麻の優しい甘みに香ばしさ。
かけられた黒蜜が風味よく、ん~っ、これは毎日でも食べた~い
すっか~り心から満喫した、ひと時に 。
時折、自らお料理を運んで下さったご主人は、
以前よりも余裕のような安心感を感じさせながら、
それでいて気さくなお人柄がとても好感。
さらにいいお店になったなあ、と感じながら、皆大満足でお店を後に。
ご馳走様でした~
外に出たら、ぽつりぽつりと優しい春の雨粒が落ちて来る…
楽しく暖かな心地に浸ったこのひと時に
皆さん、本当にありがとうございました~
「蕎麦 穂乃香」
墨田区緑1-25-7
03-3634-2918
11:30~15:00 / 17:30~22:00
日曜・祝日定休 禁煙
お店のHP
2009年 3月31日 「蛍烏賊の酢味噌和え」、「小さいかけ」に「小さい玉子とじ」
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いろいろ調べてみました。
黒龍さんからも買えるみたいです。
お燗の道具ですが、
青梅街道、総持寺の向かいにある酒屋さんは黒龍酒造のお酒を扱っていて、当然、九頭龍もあります。ここにあったような気も。黒龍に直接頼めば間違いなく手に入るでしょうが。
とってもうれしい楽しい宴会でした~(^^)。
穂の香さんもよかったし、皆さんと、っていうのが何より…。
それはそうと、のりやんさんとほぼ同時書き込み!びっくりです♪
それはそうと、本当に、美味しかったし、楽しかったです♪
又、ぜひ(^^)。
お母さんに会いにも行きたいし、謎のお店にも行きたいです。
又、行きたくなってしまうお店ですね(^^)。
穂乃香さんは、その名のとおり、香りも味わいもほんのり優しい感じで素敵でした♪
おかげでみんないくらでも食べて飲んでましたね(笑)
楽しさが一番ですよね☆
普通のお酒の熱燗でも
これがあればおもてなし用に大変身だぁ。
色々と食べられて楽しいひと時でしたね。
また暖かくなったら、
美味しいおそば屋さんに行きましょうー。
ああ、また行きたくなってきました~♪
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