今朝の寒さといったら… 年が明けて、この所とかく寒い。
…が、天気予報のお姉さんは、来週からは一転、春のような暖かさが来ると言う。
となると、寒い今日こそ、「あれ」を食べに行かなくてはっ
幸いにも、次の予定の夕方まで、時間もある。
…と、早速電車に乗り込み、小岩まで
大通りから、ちょっと入っただけなのに、
この何とも言えない、しっとりとした風情がいいなぁ…。
小岩 「蕪村居 BUSON-kyo」
昼もゆうるりと過ぎた1時過ぎ。
暖簾をくぐり扉を開いた店内には、心地よく流れるジャズピアノ曲。
入ってすぐに置かれたテーブル席には、先に楽しんでいるお客さんがいて、
徳利に猪口が何本か置かれているのがうれしく…
すぐに気付いて下さったご主人と、新年のご挨拶をして、
今日は、一人なのでまっすぐにカウンターに腰を下ろす。
お酒に精通しているご主人のお店だもの、こちらに来たらまずは…
と、好みを言って選んで下さった、「日置桜」の熱燗。
このお猪口が又素敵…。
ふわりと優しく柔らかい味わいの熱燗が、さらに美味しく感じてしまう。
それに添えて出されたお通しの「白菜の浅漬け」が又美味しい。
白菜独特のの優しい甘みがあり、漬物好きとしてはうれしい限り。
と、味わっていると、
「自家製のアンキモに、暮坪蕪を添えたものなんだけど…」
と、何てうれしい♪、なかなか見かけない暮坪蕪に、それにアンキモ!
このアンキモが実に旨い 。
それに添えられた暮坪蕪の独特の風味に、清々しい味わいが何とも言えない。
と、それと何か…と、品書きを見つめ、
さつま揚げが絶品の聞きつつ、前回食べていなかったのを思い出し、
早速、「さつま揚げ」も注文~。
日本酒についての話をしながら、程なく出された揚げたて「サツマ揚げ」
たっぷりの大根おろしに葱が盛られ、ボリュームたっぷりの大きなわらじ型。
思った以上に大きくて、一人で食べきれるかな…と思ったのだが、
ふわっふわで、すり身の甘みがしっかり感じるさつま揚げは、
とっても美味しくて、お酒と共に、次々に口に運んでしまう。
このお料理に、もちょっとお酒も頂きたくて…
半分だけ、とお願いし選んで下さったのは、「山笑」古酒。
最後のお酒に程良い、古酒独特の味わいだが、すっきりとしてこれはいい。
そしていよいよ目的の、寒い時に食べたいと思っていた、「湯だく蕎麦」を。
「特選」の文字がついてる♪
と、古酒をゆっくりと味わっていると、程なくだされた「湯だく蕎麦」。
熱々の蕎麦湯に浸された、所謂「釜揚げ」の蕎麦を、まず手繰り…
口に含むと、熱々の蕎麦はしっとりとして風味がふわ~っ。
北海道幌加内の蕎麦との事だが、そのまま食べても、これは美味しい
そして、主役の汁は、とろ~りととろみがついて湯気がほかほか。
まずは、そおっと中の生姜を崩さぬようにそろりと蕎麦を浸し、
絡め頂くと、甘辛の程良い、とろりとした汁に絡まる蕎麦。
その味わいは、上品でいて優しく、ああ、美味しいな~としみじみ感じる。
この蕎麦の、一番の醍醐味の、真ん中に丸めて沈む生姜玉を崩し…
これをたっぷりと蕎麦に絡めて頂くと…
お、美味っしい~
途端に、ふわ~っと生姜独特の清涼感ある風味が汁に広がり、
一口絡めた蕎麦を食べただけでもう、体がさあっと温まるよう。
やはりこの寒い時に頂くと、体が欲する要素が、じわじわ吸収していくように感じ、
もう、味わいだけでなく体もうれしく、すっかり夢中で絡め絡め頂いてしまう。
最後には、この蕎麦湯を注ぎたっぷり頂いたら、体の芯までほかほかに。
すっかり、この蕎麦にはまってしまったのを感じながら、
ご主人との話も楽しく、有意義で滋養もされた午後のひと時。
ご馳走様でした~
又寒波が襲ってきた時には、駆けつけてでも食べたいお蕎麦。
他にも沢山面白そうなお蕎麦もあったので、それも食べてみたいな。
「蕪村居 BUSON-kyo 」
江戸川区西小岩1-29-5
03-5889-2810
11:30~14:30 / 17:30~21:00
月曜・火曜定休
2009年 7月29日 特別?「Beerランチ」
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わ、我としたことがっっ。
すみませんっっ(+o+)
こんな日こそ、熱燗を頂いて、油だく蕎麦なんて、最高ですっっ。
もう少し近かったらいいのに…(大涙)
そう、「湯だくそば」、それも大盛りで。
「葱焼」「玉葱丸揚」も(笑)。
カラダの芯からホコホコになりました。
やっぱ冬が良く似合うお店ですね。
これは、本当に、体の芯からあったまる素晴らしい、滋養ある蕎麦。
ぜひ、寒い時に試してみて下さい♪
かま揚げ蕎麦、とってもおいしそうです。寒い日に食べたらあったまるんだろうなぁ。
私も「さつま揚げ」とお願いした時に、
「さつま芋揚げ」じゃなくて、だよね?
と確認されました~(^^)。
800円でおなか一杯になるようです(笑)。
http://blog.livedoor.jp/himantai/archives/51762573.html
こちら参照してくらはい。
なんて思ってしまいました。
それはそーと、
もー、たぬきさんも、季節感のない~(^^;
今、もろこしはないですよ~~
古酒までもいろいろ置かれていて、とても楽しいお店です。
又、ご主人がとても魅力的で…。
「湯だくそば」は、本当に滋養にもいい、体の芯から暖まる素晴らしい一品。
少々遠いですが、機会あったら、ぜひ訪れてみて下さい。駅からはすぐです。
うっとりしちゃいます♪
・・・ほんとは「もろこし一本揚げ」独り占めしたのでは・・・?!
今回熱燗で頂いたのですが、私は優し~い口当たりで、好きなのですが…。
弱っている時に、慰められているような心地というか…?(笑)
お味の程、お聞かせ下さい♪
これからが、蕎麦の味が乗る季節ですもん。バッチリです(^^)。
今年も、そちらに竹の子買いに行こうかと計画中です。情報など…、よろしくお願いします。
うふふ(^^)。
そうそう、ご主人かっこいいですよね♪
でもって、面白い!
ここに来たら、躊躇なく昼酒だ、って雰囲気もよくて…。
そうそう、あの…、
再送お願いできますでしょうか?
食べ続けていたら、冷え性もなおってしまいそうです(^^)。
お医者様にも褒められたメニューだそうですよ♪
でも、思わず呼びだしちゃおうかと思っていたんですよん。
暮坪蕪は、岩手から取り寄せているようです♪
どうですかね、こういう、「どんなボールでもキャッチしますぜ!」みたいなお酒は?
このお酒に限らず、最近、低精米のお酒がとても気に入っています。
自身は、やっと昨秋取れた蕎麦の丸抜きが終わり、味のほどを確かめようかな?
という寝ぼけモノです(笑
今頃場違いの「新年・・・・}
ここのオヤジ、カッコ良いような、変な様な、独特の雰囲気で・・
私にとって、ごく普通に「アア~~~ッ 今日も蕎麦屋で昼酒だ・・}
そんな楽しみを楽しませてくれる変な店です
変な店・・
この季節、これを頂いたらインフルなんか寄ってこない気がしますねぇ。
この時期、たまりませんなぁ。
写真見てるだけでも温まりますぅ(笑)。
遠野の名産だったかな?「暮坪蕪」なんて、いったいどこから仕入れてくるのやら・・・。
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