扉を開け、おばちゃんの顔を見たら、途端にほっと。
実家に帰って来たかのような、あったかな気持ちになってしまう。

「風強いね～」などと、出されたお茶を頂きながら、待ちきれないような心地で、早速品書きを手にすると･･･

あったあった、「季節もの　秋」の「海老つけめん」



「これ、待ってたの♪」
と、言いながら頼もうとしたら、、横の温かいつけ汁にはもう一つ、「胡桃つけめん」の文字が目に留まる。
「それも、美味しいよー。私は好きだね～」
と女将さんの言葉に、ここの胡桃汁の美味しさが温まった味わいを想像し、激しくそそられたが･･･。
今日はやっぱり♪、去年からの念願の一品、「海老つけめん」をお願いすることに。



程なくして出された「海老つけめん」。
澄んだ上品な色の汁に、鮮やかな大きめの海老が３尾泳いでる。



まずは、やっぱりお蕎麦から♪
こんもり山に盛られた蕎麦を手繰り上げると、ふわ～っと穀物の香りが豊かに漂う。
こちらも新そば、今は山形の蕎麦を打っているとのこと。

口に含むと、たおやかで心地のいい腰があり、噛み締めるとじわりと広がる蕎麦の風味。激しいインパクトというのではなかもしれないが、ご主人が丁寧に手挽きした蕎麦の温もり、滋味な穀物の風味が携わっている。
いいな～･･･、やっぱりこの蕎麦。

しばしそのままの蕎麦を楽しみ･･･、
さて♪と、三つ葉の彩りを添えた、鮮やかな海老が食欲を掻き立てるつけ汁を。



浸してみると、ほんのり餡仕立てになった汁が、とろりと蕎麦に絡まる。
口に含むと･･･、これは面白い！
もり汁の味わいかと思いきや、関西風のすっきりとした出汁の味わい。その中に海老の風味がじわりと染み出でて、これは美味しい 。



ぷりぷりっとした身の海老も味が濃く、一緒に食べるのも又乙な味わい。
とろみのついた汁は、いつまでも熱々で、絡め絡め･･･と、するすると喉を通っていってしまう。

もっと食べたいような心地の中、あっと言うまに食べてしまい、ナチュラルで熱々の蕎麦湯を注ぎいれ頂く、二度目の楽しみ。
まるで上品なお吸い物のような汁。これが又美味しくてたっぷりと頂いたら、体もぽかぽかとお腹も満たされ、幸せな心地に･･･

ご馳走様でした～

今日も又、「気をつけてね」と何度も言葉をかけてくれながら、女将さんが見送って下さりお店を後に。
うれしいな～･･･
又近々･･･、温かい胡桃汁も食べに来ようっと


＊お品書き
吟醸そば 1,050円、天ぷらつき 1,790円、もりそば（ふつう?）630円、とろろ 850円、おろし 950円、鴨もり 1,160円、、天もり 1,260円、胡桃 950円、梅山菜 950円、梅とろろ 1,000円、なすあんかけ 1,000円、海老つけめん 1,050円、温くるみ 950円
かき玉 790円、山菜、山かけ 840円、力 1,000円、鴨南 1,050円、天ぷら 1,050円など。
（プラス370円でミニとろろ丼、ミニ玉丼）

玉子焼、味付山菜、月見とろろ 420円、おこげ 470円、板わさ 320円、そばがき 630円、天ぷら盛り合わせ 740円、ビール 520円、お酒/ニ笑楽（富山）500円



手挽き 吟醸そば　「たか志」

府中市若松町4-34-10　
042-360-3214 　
11:30-15:00 / 18:00-20:30
月休 Ｐあり　　これまでの訪問

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